近代農業がもたらした植物と共生菌との断絶を再生し、肥料農薬に頼らずに共生菌の力で植物を健康に育て、かつ、８０億人の食を満たす新農法が共生農業です。

ACT-Sに含まれている針葉樹菌根菌は、他の菌根菌資材同様にリン酸等の無機栄養素も植物に供給しますが、それだけではなく、土壌中で有機物を分解して作り出した光合成代替エネルギー源となるピルビン酸等の炭素化合物や有機酸や、窒素源も供給します。山では肥料を与えなくても植物が元気に育つこの自然界の仕組を、共生農業では農地に再生し、肥料・農薬に頼らず植物を育てます。

ACT-Sに含まれている針葉樹菌根菌は炭疽病菌よりも生育が旺盛で、また、ごく短期間に土壌中の有用菌の多様性を高めることで病原菌が繁殖しにくい環境を整えます。共生農業では、自然界同様にこの針葉樹菌根菌の働きを農地に再生することで、殺菌剤に頼らない農業が可能となります。また、有用菌の多様性は、昆虫や鳥類など様々な生物の多様性を回復し、共生農業の普及は、近代農業によって失われた地域の生物多様性の回復にも貢献します。

ACT-Sに含まれている針葉樹菌根菌は、土壌の有機物を分解し腐植をつくりだします。腐植は、植物や土壌中の小動物にとってとても重要な栄養素でもありますが、これ以上微生物に分解されにくいとても安定した炭素化合物なので、共生農業では、農業を通じて、炭素を土の中に蓄えることが出来るのです。化学肥料に依存した近代農業では土壌中の腐植を消耗することが地球温暖化の一因となっていました。共生農業の普及を通じて、カーボンニュートラルではなく炭素を減らすカーボンネガティブな取組が可能となります。

共生農業は、森林生態系を農地に再生する農業です。針葉樹や広葉樹の菌根菌が植物と共生する環境を整えることで、近代農業に取組んできた農地でも耕作放棄地でも１年以内に共生農業を実践する農地にすることが可能となります。ACT-Sは共生農業を実践する為の中核資材です。共生農業に取組みを希望される方は、下記問い合わせ先にご相談下さい。

問い合わせ先：info@actyomitan.com